ももたんの発達と解離ライフ

発達障害・解離性障害当事者であるももたんの声をお届けします

この1年を振り返って〜いがぐりを投げつけたあの日から〜

今年1年を振り返って…

 

今年は退院後年明けの1月6日に臨床心理士のK先生の初カウンセリングを受けたのが1年の始まりでした

 

K先生にぼくは冷たい乱暴な言葉をたくさんたくさん投げつけた

まるで「いがぐり」を投げつけるように…

 

「患者として見ないで!1人の人間として見て!」

「そんな畏まった態度なんていらない!そんな態度は嫌!」

「こっちも先生のことは心理士さんとしては見ない、1人の人間として接するから」

 

なんて酷い言葉も含めて「いがぐり」を投げつけた

 

K先生はその「いがぐり」を素手でというより、全身そのまま受け止めたようにぼくを見つめて、ひと呼吸おいて

 

「わかった」

 

と、表情ひとつ変えずたった一言で全てを受け入れてくださった

 

その時のぼくの素直な気持ちはこれでした

 

「こいつおもしれぇな…」

 

凄い言葉だけど、本当この言葉そのままの気持ちだった

 

それから入院した時を除いて毎週、ぼくはK先生の元へ行き、ケタケタ笑ったり、時にはK先生と一緒に涙を流したりしてカウンセリングを受けた

 

K先生は次々と投げつけられるぼくの「いがぐり」を素手で受け止めて、殻を剥いて茹でて柔らかくして、それを主治医のN先生やPSWのMさんに託して、N先生やMさんはその柔らかくなった「茹でぐり」を更に「調味料」や「他の材料」で「調理」して、先生がたの考えや言葉として「調理された甘い栗きんとん」にしてぼくに返してくださるのです

 

その「栗きんとん」を食べ続けてぼくはここまで歩んで来れた気がします

 

「栗きんとん」の「あん」の部分は、ぼくが今年出会ってきた人や、経験した物事だと思っています

 

「栗きんとん」は「くり」だけでは作れません。「さつまいも」や「調味料」が無ければ形にすらなりません

つまり、人は何も無しでは生きられない、差し伸べられた手を掴んで始めて、あたたかさを頂いたり、厳しくも優しい言葉、笑顔、時には涙も流しながら、より一層「美味しく」「熟して」いくのではないでしょうか

 

そして、「いがぐり」の「とげ」の部分をも先生がたやスタッフのかたはちゃんと大切にどこかにとっておいてあるのです

時々その「どこか」を見て自分の「痛み」を再認識しながら、その「とげ」という名の寂しさ、孤独感、悲しみ、苦しみなどのマイナス感情をも抱えて生きていけるように、毎回ちゃんと「栗きんとん」の味を覚えさせてくださってる気がします

 

来年はぼくはどんな形でどんな「いがぐり」を投げつけるのでしょうか。K先生もN先生もMさんも、みんなその「いがぐり」をしっかり受け止めてくださり、来年はどんな味の「栗きんとん」として返してくださるのか…

 

ただ来年は、自分からも「栗きんとん」を差し出せるようになりたいと思うのです

最近はK先生やN先生からも「いがぐり」を投げつけてくださるようになったり、K先生に関してはもう「いがぐりの投げつけ合い」になっているので、K先生にどんな味の、どんな甘さの「栗きんとん」を差し出せるか…。

 

K先生は

「お互い成長してきたよね。あなたのおかげでわたしもここまで来たんだよ。お互い1人じゃここまで来れなかったよね」

とこの間感慨深そうに少し潤んだような瞳をして言ってくださった。本当にぼくもそう思う

お互いたくさん笑って涙も流して、ぼくは時には声を出して嗚咽するほど泣いたりもした

 

N先生の前でもぼくはたくさん涙を流したし、ワーッと叫びそうになったり、時に胸に響く言葉をいただいたり。。

 

N先生にいただいた言葉でこんな言葉がある

 

「Here and Now  今 ここ だけ」

 

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はっきりした意味はよく分かってないのですが、複数の意味を持つというこの言葉の意味が本当にわかった時、きっと新たな世界が見えてくるのかなと思いました

 

そんな中今年12月8日、ひとつの知らせが。。

 

高等学校卒業程度認定試験 全科目合格」

 

やっと少しずつ明るみに出てきたのでしょうか、努力したことが実ったのでしょうか…まだまだ素直になれないぼくです

 

更に、ハンドメイドのとあるコンテストで「特別賞」の受賞のお知らせを12月25日、奇しくもクリスマスにいただきました

実感は湧きませんが、ハンドメイド活動の集大成として迎える来年度を前に、このような良い事が続くのは奇跡なのでしょうか…様々な想いが頭を駆け巡ります

 

日付変わってこの投稿を書いている今日、年内最後のカウンセリング、診察を受けます

また来年に続くように、続けられるように、そんなカウンセリング、診察になればと思います

 

今年も色んな出会いと別れがありました。中には永遠の別れを告げた友人もいました。その別れの悲しみをK先生と2人で泣きながら分かち合ったこともありました

 

来年はどんな年になるんだろう

どんなことが出来るんだろう

どう成長していくんだろう

 

出会えたことにとにかく感謝

みんな、ありがとう

 

来年も精進していきたいと思います